東京再生へ向けた４つの視点

～２１世紀型都市づくりへ向けて～

はじめに
生活環境都市としての視点
産業創出都市としての視点
国際交流都市としての視点
自治先進都市としての視点

■はじめに

リエンジニアリング

検証

数値目標

実施管理

■「生活環境都市」としての視点

〈検討テーマ例〉
・東京の機会損失費用総試算（交通渋滞から住宅まで）
・東京の生活水準目標の明示化（実現に向けた阻害要因、法規制の洗い出しとアクションプラン策定へ）
・先進国都市との住環境整備内容の比較（プライオリティの高い施策検討へ）
・公共投資１人当たり県別水準検証（都政の払う税金負担と受益の適正度を検証）
・都市環境汚染総検証と先進国首都との比較（大気・水質汚染、ヒートアイランド、産業・生活廃棄物、騒音、景観など）
・都市交通施策の見直し
　～TDM施策の積極的推進
　（総量規制、通過交通の排除、モーダルシフト、ディーゼル車規制、循環バス、ＬＲＴ、自転車専用レーン、パーク＆ライド、トランジットモールなど）
　～マルチ・モーダル施策導入に向けた調査
　（河川舟運の復活、調布飛行場の利用、飛行艇による離島間交通など）
・現状追随的な都市計画からビジョンを持った誘導的都市計画への転換
　（山手線内総高層化、都市空間の性格別整備方針の検討、パブリック－コミュニティ－プライベート）
・既存公共施設の活用方策総点検（公共と民間事業者の提携可能性、夜間公共施設開放、埋立地の柔軟な活用など）
・景観行政のプライオリティを高める（電線の地中化の強力な推進、看板・標識等規制による統一・簡素化、海外先行事例の検証）
・現代のライフスタイルに見合った都市基盤運営（地下鉄・バスの２４時間運行など）

■「産業創出都市」としての視点

〈検討テーマ例〉
・民間企業の経営事業環境総検証（企業活動が抱える障害、民間企業に対する行政ＣＳ（満足度）調査の実施）
・国の中小企業支援施策の大転換を先導するような、中小企業成長促進策の検討
・製造業、マルチメディア産業、ファッション産業等を対象とした都市型産業創出ビジョンの策定、既存産業集積と新規産業創出を結ぶ活性化方策
・具体的に数値目標を設定した東京雇用創出計画の策定
・人材育成方策の検討（公共が行っている既存対策の効果の見直し、民間事業の活用）
・都市経営的視点からの商業集積の再検討（観光やアミューズメントからの側面）
・行政資源配分の検証（現状対応型から中長期的な未来投資型の配分に）
・既存のインキュベータ施設の見直し（既存産業集積と隣接した最適な再配置／失敗しても繰り返しトライできる仕組み／賃料などの大胆な優遇策／シナジー効果を生む　仕組みづくり　等）

■「国際交流都市」としての視点

〈検討テーマ例〉
・江戸・東京の観光資源の総点検（歴史性・場所性を発掘し、その戦略的・有機的組み合わせ、都市観光への課題）
・国際交流都市へ向けた準備調査（訪京、在京外国人を対象に提案をネット公募）
・海外に対して東京観光ＰＲの検討（外国人観光客〈特に東南アジア〉の増加への対応策）
・観光先進国と比較検証し都市観光活性化策の検討
・東京における観光消費による経済波及効果の分析

■「自治先進都市」としての視点

都民活力

〈検討テーマ例〉
・市民活動をいかに行政に組み入れていくか
・硬直化、肥大化した局別予算総点検
・首都機能移転費用以下でできる首都再生プランの検討
・公開行政の徹底推進（情報アクセス権の確立、デジタルデータによる公文書公開の推進）
・「都民活力」の導入（都民による政策評価、政策決定への多様な参加プロセスの導入）

★★ご連絡、お問い合わせは・・★★
研究調査部、山内・松田・久保田まで
E-mail：info@ari.co.jp

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